Hideko Nakatani's site
それは2010年のことでした
  
今年がやっと終わる。
長かった〜。

今年は、年始からいろんなことがあった。
重要人物から、ガスコンロにいたるまで
大切な人やものをどんどん失ったり、壊れたりしてた。
それが春まで続いて、どうなるのかと思った。
この世ではもう会えない友人もいる。

どこか重い気分がふつうになってしまってたのだけど、
6月の最初の日、急にたのしくなった。

きっかけはなんかたのしい夢を見たとかそんなので。
今思えば、そんなことが希望になっちゃうくらいだった
ってことなんだろうけど、
とにかくその日から、妙にあたたかい気分で満たされた日々が4日ほど続いた。
そこからなんか抜けていった。

個展の制作期間はほとんど人に会わなかった。
テレビも見ないで、メールも電話もできるだけ少なく。
そんなことをしてたら当然自分と向き合うしかなくなって、
それを求めていたけれど、結構きついものだった。

絵はそれと裏腹にどんどん明るくなっていくから、不思議だった。
描く時はすごく集中してた。

9月のある日、いろんな感情が出てきて、ものすごい泣いた。
なんか一日中、泣いた日があった。
ただそういう自分といっしょにいよう、っていう感覚になった。

その時に、
それまでの失って失って、なんにもなくなっちゃったような気がしてた間に
もしかしてものすごく得てたんじゃないのかな。って気がついた。

人のせいにしたり、出来事のせいにしたり
自分の外で起こったことのせいにするのをやめよう、って思ったら
内側がなんか太くなったような気がした。
なんか、そう思えるようになってた。

今年のことをずっと忘れないだろうな、って思うのは
そんな出来事が理由で、今年は少しつよくなった。
どうせこの先にも動揺するようなことがあるんだろうけど、
今年のことを覚えておけば大丈夫な気がする。

見えるとこになんにも起こってないときには、
または、失ったり削られたり、虚しくなってても、
そういう時は、見えないとこが育ってるのかなと思った。

12月になってみると
たくさんのものを得た年だったな。っていう気がする。

いい年になったんだー。
今年のことは覚えておこう。
やさしいとか、たのしいってことが、とても大切だとわかった年だよ。
人がいいものだってわかった年。

ありがとうありがとウ。



日記 - -
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